三浦義武と缶コーヒーについての報告会
我が国のネルドリップの魁として知られる三浦義武が缶コーヒーを発明して49年経ちました。(右の写真は1960年頃の三浦義武)
義武の功績を広く伝えたいと願っていますが、このほど、広島修道大学において、義武の生涯を報告させていただくことになりました。 お世話くださった金沢大学の広瀬先生、広島修道大学の中根先生はじめ皆様に心から感謝しております。 当日は、私がスライドを使いながら「缶コーヒーの誕生」を報告し、中根先生が「変容するコーヒー文化」と題して、変容していくコーヒー文化について報告されます。 コーヒーや三浦義武に関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。 なお、参加費は不要です。予約も要りません。 1) 「缶コーヒーの誕生」 神 英 雄(浜田市世界こども美術館学芸課長) 室谷棚田出身の三浦義武が東京でコーヒーマニアとなりました。彼のラールが大評判となりましたが、戦時中に帰郷。戦後、浜田でコーヒー店を開きましたが、昭和40年に缶コーヒーを発案し、3年間にわたって販売しました。しかしながら、売掛金の回収が出来ず、経済がひっ迫して撤退せざるをえなくなりました。妻が亡くなっても一人店に立ち、なくなる直前までコーヒーを立て続けました。 2) 「変容するコーヒー文化」 中 根 光 敏(広島修道大学人文学部教授) 13世紀頃にイスラムの修行僧によって始まったコーヒー文化は、イスラム教圏へ広がり、17世紀にはヨーロッパのカフェ文化を開花させ、近代市民社会を産み出す社会空間を創り出しました。グローバル化が進行している現在、コーヒー文化も大きな変容を迎えています。インドネシアのスマトラ島におけるコーヒー農園とカフェ、ソウルのカフェブーム、パリの有名カフェ、イタリアのバールなどから、変容していくコーヒー文化を考察します。 総合司会:広瀬幸雄(金沢大学特任教授) 日時:2013年7月13日(土) 13時半〜16時半(受付開始13時) 会場:広島修道大学7号館(1階)学術ホール 主催:金沢大学/全国大学連合特別公開講座
by zingakugei
| 2013-07-08 20:05
| 三浦義武と缶コーヒー
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